保育士転職のときの面接のコツとは？

面接の成功のために、事前の情報集めが大切な理由は、2つあります。

1つ目は、その保育園が求める人材像を知るため。
2つ目は、転職活動におけるミスマッチを防ぐためです。

まず、1つ目の理由から説明します。
面接では、自己PRや、志望動機が聞かれますよね。
そこで、相手の面接官が知りたいのは、「うちの保育園に適した人材であるか」ということ。もちろん、適している、と判断された人が、面接を乗り越えることができます。

そのためには、事前に、その保育園が求める人材を調べたうえで、自己PRや、志望理由を寄せていく必要があるのです。
そこで活用すべきなのが、保育園の公式サイトや、求人票の募集要項など。
ここには、保育園の求める人材像がわかるような情報が、たくさん掲載されています。隅々までチェックしてみましょう。

つぎに、2つ目の理由も説明していきます。
転職活動において、一番避けたいのは、「思っていたのと違う」ということ。
忙しい中、時間を割いて転職活動したのに、「思っていたのと違う」となっては、悲しいですよね。

そこで大切なのが、ネット上の情報や、人からの情報だけでなく、自分の目で、保育園を確認することです。
面接に通過しても、実際に働き始めてから違和感を感じたのでは、時すでに遅し。
面接の前に、自分の目で、保育園の人や雰囲気を確認するようにしてくださいね。

人は見た目が9割。

こんな言葉を聞いたことはありませんか？
実はこれは、「メラビアンの法則」というものに基づいた言葉なのです。

「メラビアンの法則」とは、人間が、相手の印象を決めるときに頼っているのが、話す内容が7％、それ以外の要素が93％だ、というもの。
つまり、人は、ほとんど外見や雰囲気、話し方などだけで、相手の印象を決めているのです。

そして、保育士転職の面接では、どんな印象が良しとされているのでしょうか。
やはり、保育士とは、命を預かるお仕事です。そのため、面接では、「信頼できる人か」といった点が重要になります。

つまり、保育士転職の面接で大事なことは、外見や雰囲気、話し方などだけで、面接官に「信頼できる人だ」と思ってもらうことなのです。

具体的にお伝えすると、服装の清潔感や、適度な化粧、ハキハキとした話し方などが、重要になってきます。
では、早速それぞれの項目について、詳しく説明しましょう。

第一印象において、服装は大切です。
そこで、最も無難なのが、スーツです。
もちろん、保育園によっては、「私服やラフな格好で大丈夫ですよ」と言われることもあるかもしれません。
しかし、相手に誠実な印象を与えたいのであれば、スーツが良いでしょう。

服装に続いて、第一印象を大きく左右するのは、髪型やメイクです。
保育士さんの中には、明るい茶髪の方も多くいるでしょう。
しかし、面接であれば、黒髪とまでは言わずとも、できる限り暗い茶髪などがベター。

また、お辞儀などをしたときに、前髪が目にかかる髪型が避けましょう。できれば、ピンで留めるなどの工夫をすることが望ましいですよ。

そして、女性の場合、メイクも大切なポイントです。
あまりに気合が入り、濃いメイクになっては、台無しですよね。基本的なナチュラルメイクで、清潔感を心がけましょう。

当日は、履歴書、職務経歴書、筆記用具、印鑑が必要です。
そして、意外と見られているのが、履歴書などの書類を、綺麗に保管できているかということ。
しわくちゃの履歴書にならないように、履歴書はファイルに入れて、そのファイルが丸ごと入るA４サイズのカバンで行きましょう。
もちろん、ここでも、あまりに派手なカバンは避けた方が良いですよ。

まず、絶対してはいけないのが、遅刻です。
面接の10分前には保育園に到着していることが好ましいですよ。
とはいえ、電車の遅延など、想定外の事態も起こりうるでしょう。そんなときは、できる限り早い段階で、保育園にその故を伝えてくださいね。

そして、面接が始まる瞬間も、気を抜いてはいけません。

しっかりと3回ノックをして、面接の部屋に入室し、「本日はよろしくお願いします。」と笑顔で挨拶をします。
そして、「座っていいですよ。」と言われたら、必ず「失礼します。」と一礼してから座りましょう。

相手に好印象を与える身なりで、そして入室時のマナーも守ることができましたら、あとは自分の想いをぶつけるだけです。

とはいえ、むやみやたらに、「働きたい」とだけ伝えてはいけません。それだと、ただのワガママと同じですよね。
自分のワガママばかりを押し付けるのでなく、面接官に、「この人を採用したい」と思わせることが大切なのです。

そのためには、以下のようなポイントを伝えることが重要ですよ。

・子供が好きであること
・目指す保育士像が明確か
・保育士としての自分の強み

面接では、これらを抑えて、わかりやすく自分の想いを伝えましょう。